「彦根お城トンネル」に設置する銘板とくす玉を割る中学生

2025年の国スポ・障スポに向けて、滋賀県が彦根市原町から古沢町にかけて整備している都市計画道路の県道・原松原線に設置する銘板が完成し、今月初めにお披露目式が開かれた。
名神高速道路の彦根インターチェンジと市街地を結ぶアクセス道路の整備と、外町交差点の交通渋滞の緩和、災害に備えた道路ネットワークの形成を目的に、滋賀県は2019年3月18日から原松原線のバイパス工事を実施。
整備中の原松原線は幅員22mの2車線。事業総延長1700m、施工延長1233mのうち1135mがトンネルで、滋賀県は昨年3月までに貫通させ、近隣の小中学校などの公募を経て9月にトンネル名を「彦根お城トンネル」と決めた。
滋賀県は原町側と古沢町側に設置する銘板の揮毫(きごう)を彦根市立東中学校と彦根市立鳥居本中学校に依頼し、鳥居本中3年の後藤咲良さんと東中2年の清水栞奈さんがそれぞれ揮毫した。
銘板のお披露目式では施工業者の関係者が除幕した後、後藤さんと清水さんがくす玉を割って祝った。2人は「トンネルが安全に利用されることを願っています」「トンネルの完成を楽しみにしています」とそれぞれ話していた。
後藤さんが書いた銘板が原町側に、清水さんが書いた銘板が古沢町側に各入口の上部に設置された。滋賀県は今後、トンネル内の設備や舗装工事を行い、国スポ・障スポが開催される2025年度までに供用を開始する。