市議会の議長に選任された安澤勝議員と副議長の野村博雄議員(市提供)

彦根市議会の5月臨時会が18日開かれ、新型コロナウイルス対策を盛り込んだ一般会計補正予算案(3億7051万円)や市監査委員に和田一繁議員(52)を選任する案など11議案を可決および承認。議員提案として6月の彦根市議の期末手当を10%削減する条例改正案も賛成多数で可決された。市議会議長には安澤勝議員(56)=3期、副議長には野村博雄議員(50)=2期=が選任された。
補正予算の中で新型コロナ関連は3億6741万円で、そのうち国や県の補助を除く市独自の事業分は1億8176万円。
市独自の主な事業として、中小小売商業対策事業は市内15の商店街組織に加盟する601店が各商店街組織に支払う会費の半分の補助(1476万円)と、影響を受けた中小企業・小規模事業者が行う設備投資の経費補助(3000万円)。
自転車駐輪場管理運営事業は、彦根駅前と河瀬駅前の市営自転車駐輪場の定期利用者のうち高校生や大学生ら1078人に休校中だった3月と4月分の定期代を還付するための経費(307万円)。
文化プラザとみずほ文化センターの管理運営事業は、2月26日から3月31日までの貸館利用分のキャンセル料金の補てん(282万円と30万円)と施設内トイレの手洗い器の自動水洗式への変更経費(75万円と15万円)。
特別職給与費は、6月の期末手当を市長20%・副市長10%・教育長5%減額する補正(マイナス65万円)。
生活支援緊急相談窓口の新設事業は、職員の給料などの補正(821万円)。