一般社団法人近江ツーリズムボード(事務局=彦根商工会議所内)は、彦根城内で戦闘ゲームや天守などを解説した動画の視聴ができる多言語アプリ「体感国宝彦根城」を開発した。

クリス・グレンさんが解説しているアプリの画面

日英中の多言語対応

彦根城の魅力や歴史を外国人にもわかりやすく伝えようと、文化庁の文化財多言語解説整備事業を活用して作った。
動画は、昨年から近江観光大使として彦根などで活動しているオーストラリア出身のラジオDJのクリス・グレンさんが案内役を務め、彦根城内の天守や天秤櫓、玄宮園などについて英語で解説している10本。日本語の吹き替え、中国語の字幕もある。
戦闘ゲームは表門や天秤櫓など4地点でスマートフォンやタブレット端末を起動させると、江戸時代を再現したCGが登場。残っている建物のほか、取り壊されている櫓や橋上から甲冑姿の武士たちが弓や鉄砲で攻撃してくるという内容。
ほかに、天守前などで井伊直政公の兜をかぶって撮影できるAR機能、彦根城と彦根城博物館の解説文も搭載している。
クリスさんは「外国人は日本の歴史や文化に関心があり、本物が見たい。このアプリだと彦根城の歴史、ストーリーを楽しみながら学べる」と話している。近江ツーリズムボードでは「彦根市民の皆さんにも楽しみながら学ぶことができる」としている。
アプリのダウンロードは無料。タブレット端末は表門の受付で貸し出す。5,000円を支払って楽しんだ後、返却時に3,000円が返金される。アプリは下記のQRコード・リンク先から。

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