デジタル版のひこにゃん絵本が3冊完成し、3月29日に作者のもへろんさんが彦根市役所でお披露目した。デジタル版の絵本は彦根市内の幼保園や小学校に配布され、読み聞かせなどで活用される。
彦根市がもへろんさんに依頼する形で作られた絵本は「ひこねのよいにゃんこのおはなし」「よいにゃんことどろちゃんのおはなし」「よいにゃんことわるいにゃんこのおはなし」。
1冊目はひこにゃんが誕生するまでを16シーンでえがいた。2冊目はひこにゃんとお城に入った泥棒(どろちゃん)が対峙する様子を22シーンで表現。いずれもこれまでに販売されていた絵本の改訂版。
3冊目は善役のひこにゃんと悪役のわるにゃんこ将軍が登場する21シーンの新作。もへろんさんは「皆さんの力を頂いて発表できることを感謝しています。これからもひこにゃんワールドが広がるようなしかけを考えていきます」とコメント。
市内の保育園46園、こども園4園、幼稚園9園に電子データを送付し、各園でプリントアウトするなどして読み聞かせをしてもらう。市内17小学校には図書室にひこにゃん絵本が入ったタブレット端末を設置する。今後は紙媒体の絵本の出版も予定している。
このほか、彦根市は商品などに活用するひこにゃんの図柄の使用要件を緩和すると発表した。
これまでは民間企業や団体が図柄を使用する際、制限を設けていたが、彦根市のイメージ向上や地域振興の観点から要件を見直した。
対象の内容は以下の4点。
- チームの応援旗やユニホーム
- 広告・看板類への使用
- 企業や団体の概要書
- 企業の名刺
以上について、彦根市内に拠点を置く企業や団体の図柄の使用を認める。お問い合わせは、彦根市観光文化戦略部エンタテインメント課 ☎0749-30-6153。