プログラミング教室の様子

彦根商工会議所と滋賀大学が連携して開設を目指している「(仮称)滋賀大学AIプログラミング教室」のプレイベントが今月20日、滋賀大学彦根キャンパスで行われた。
彦根商工会議所は昨年10月から小学生向けのプログラミング教室を開講しており、計約20人の小学生がブロックを組み合わせる「ビジュアルプログラミング」を使った学習などに取り組んでいる。
現在、滋賀大学データサイエンス学部の教員と学生が指導する「滋賀大学AIプログラミング教室」の開設に向けた準備を進めている。今回はそのプレイベントとしてオンライン会議ツール「ZOOM」を使った教室を開講。希望した市内の小学4年生から6年生までの4人がオンラインと大学内に分かれて受講した。
子どもたちはデータサイエンス学部の齋藤邦彦教授や学生たちの指導を受けながら、「ビジュアルプログラミング」とは異なる「Python(パイソン)」の使い方を学習。車の自動運転やスポーツのデータを分析する際のプログラムのほか、パイソンの基礎知識を学んでいた。
受講した児童の一人は「自分でプログラムして物を動かせることが面白い。パイソンは難しかったけれど、もっと勉強して習得したい」と話していた。

プログラミングコンテスト

彦根商工会議所は市内の小学生を対象に「ひこねkidsプログラミングコンテスト」を開催する。
募集する作品はコンピュータプログラミングを用いて開発したソフト上のオリジナル作品。ロボットや電子工作などハードウェアを必要とする作品は不可。テーマ自由。作品の提出期間は7月1日から9月30日。最優秀賞にiPad、優秀賞にセグウェイ、ほかの賞にドローンなどが進呈される。
全国の小学生を対象に開催されるプログラミングコンテストの地方版も兼ねるため、応募作品は全国コンテストへの応募にもなる。エントリーは彦根商工会議所のウェブサイトから。