滋賀県立彦根翔西館高校(彦根市芹川町)生徒会執行部はこのほど、校内の中庭にさまざまな色の傘を空中に展示する「アンブレラスカイ」を作った。
アンブレラスカイはカラフルな色の傘を空中に展示するパフォーマンスで、ポルトガルの中部の街のアゲタが発祥の地とされる。日本でも長崎のハウステンボスや名古屋の星が丘テラスなどでも催されている。

アンブレラスカイの下に立つ彦根翔西館高の生徒

彦根翔西館高校では、今年の学園祭が新型コロナウイルスの影響で中止となったことを受け、生徒会執行部の1~3年の生徒たちがその代替イベントとしてアンブレラスカイを企画した。
全校生徒984人が願い事を書いた短冊付きの虹色(7色)の傘計約1,000本を、ワイヤー30本以上に取り付けて中庭の地上に展示した。
執行部のメンバーは休日だった先月23日から26日までの期間に登校し、ワイヤーを切ったり、傘を取り付けたりする作業をして最終日の26日に完成させた。翌日、登校してきた生徒たちからは歓声があがっていたという。
アンブレラスカイを考案した生徒は「サプライズだったので、みんなに喜んでもらえて良かった」と笑顔で話していた。
今月7日まで展示していたが、新型コロナウイルスの感染防止のため一般には公開しなかった。