醸造所の建設予定地で行われた起工式の様子、後方は荒神山

彦根ビールの醸造所と直売所を建設する計画が石寺町で進んでおり、9月26日には建設予定地で起工式が開かれた。
滋賀県内の地ビールは、一昨年の春から大津市の近江麦酒が醸造を開始したクラフトビールをはじめ、長浜浪漫ビール、日野のHINO BREWING、水口のびわこいいみちビール、近江八幡の二兔醸造(TWO RABBITS)がある。全国的にも地域密着型の小規模醸造所(マイクロブルワリー)が次々に誕生している。
彦根市石寺町の自治会や、石寺の振興活動をする滋賀県立大学の教員らが、地元の休耕田約6,000平方メートルの有効活用を模索。(株)橋本建設の橋本健一社長に協力を依頼する形で(株)彦根麦酒が昨年11月に設立された。
県内6番目の地ビールの誕生を目指し、約4,000平方メートルに木造一階建て約180平方メートルで工場などが建設される計画で、10月中に着工、来年2月末に完成、4月から製品を発売する予定だ。
起工式では近くの寺の住職が読経した後、橋本健一社長があいさつし、最後には試作品のビールが建設予定地にまかれた。