木村水産株式会社(彦根市後三条町)の商品パッケージが国際コンペティション「ペントアワード2020」の食品部門で金賞と銅賞を受賞。また「日本パッケージデザイン大賞2021」では入選に選ばれた。

ペントアワードは世界的に優れたパッケージデザインを表彰するイベントで、今年は世界60カ国以上から2000点以上の応募があり、9月24日にロンドンでZoomによる授賞式があった。
金賞を受賞した商品は木村水産の「あゆのひらき」。高級感のある金色のパッケージを用いて、干物のざるからイメージしたオリジナリティ―の高い包装が特徴。また琵琶湖の波を表現した「献上子持ちあゆ」のデザインも銅賞を受賞した。

一方で、日本パッケージデザイン大賞は日本パッケージデザイン協会(JPDA)が1985年から隔年で開催しているデザイン性や創造性を競うコンペティション。食品、アルコール飲料、一般飲料、菓子、化粧品・香水などの部門があり、応募作品から会員と外部の審査員が大賞、金賞、銀賞、部門賞、特別審査員賞などを選出している。
日本パッケージデザイン大賞2021には計827点の応募があり、第一次審査で406点の入選作品が選ばれ、第二次審査で40点の入賞作品が決定。大賞はサントリーフーズの茶「伊右衛門」のパッケージだった。贈賞式は来年初春に予定されている。入賞・入選作品は来年刊行の「年鑑日本のパッケージデザイン2021」に収録される。
木村水産はあゆのひらき、あゆの塩焼きあらほぐし、金ごまあゆの「金あゆシリーズ」と「献上子持ちあゆ」のデザインが食品部門で入選した。いずれも滋賀県立大学の南政宏講師がデザインし、昨年から今年にかけてリニューアルされた。