彦根城に「ひこにゃん」と「井伊の赤備え」をイメージしてラッピングされた電気自動車(EV)が2台登場し、観光客の目を引いている。
電気自動車はトヨタ製の超小型EV「COMS(コムス)」。1人乗りで普通免許があればヘルメット無しで運転できる。最速で時速60km出る。約6時間の充電で約57km走行でき、電気代はフル充電で約156円。車検や車庫証明、重量税、取得税が不要。メーカー希望小売価格(消費税込み)はPersonalモデルが89万5278円、Businessモデルが91万9722円。
今年4月1日から彦根城の運営・管理をしている近畿日本ツーリスト関西が2台を借りて、8月1日から城内で勤務する職員たちが城内や旧城下町を移動する際に使ってきた。

ひこにゃんと井伊の赤備えをイメージしてラッピングされたEV

グリーンスローモビリティ検討

観光客に向けてよりPRするために「ひこにゃん」と「井伊の赤備え」をイメージしてラッピング。ひこにゃん車は下部を白、上部を赤とオレンジに塗り、正面に鈴とひこにゃんが座った様子のイラストを入れ、ドアミラーを黄色にした。井伊の赤備え車は下部を黒、上部を黒にし、正面に国宝彦根城のロゴを入れ、ドアミラーを金色にした。
国宝・彦根城運営管理センターは今後、時速20km未満でEVを公道で走らせる「グリーンスローモビリティ」と両立させた市内での活用を検討する。

ひこにゃん車の隣に立つひこにゃん