セネガルの小学校とリモートで対話する篠塚さんら

彦根ロータリークラブは西アフリカのセネガルの小学校にフランス語で訳した絵本800冊を寄贈。先月20日には、2002年に現地に篠塚建次郎記念小学校を創設したラリードライバーの篠塚建次郎さんらを料亭旅館やす井(彦根市安清町)に招き、リモートで現地とつなぎながら記念式典を行った。
彦根ロータリークラブは毎年、「世界の一隅を照らすこと」を目的にした国際奉仕事業を展開している。近年は発展途上国で支援活動をしているNPО法人「手を洗おう会」と一緒に、2017年にベトナムのハノイ平和村でトイレとシャワーの改修、翌年以降の2年間は「さをり織り機」の寄贈などを行ってきた。
今年も「手を洗おう会」を通じて、篠塚建次郎記念小学校などセネガルの5つの小学校に絵本を贈った。料亭旅館やす井で行われた記念式典には篠塚さんをはじめ、手を洗おう会の古屋典子理事長ら役員を招き、ビデオ通話アプリのZооmを活用し篠塚建次郎記念小学校とリモートでつないで開催。彦根ロータリークラブのメンバー25人も参加した。
篠塚さんは「絵本は子どもたちの将来に良い影響を与えるため、とても感謝している」と礼を述べ、彦根ロータリークラブの大舘康伸会長は「皆さんに送った絵本を活用して日ごろの勉強にお役立てください」とフランス語であいさつした。現地からもセネガルの駐在大使や篠塚建次郎記念小学校の校長らが謝辞を送った。このほか絵本の読み聞かせや太鼓演奏などもあり、互いに交流を深めていた。