ひこにゃんと初めて対面したもへろんさん、右は和田市長

ひこにゃんの原作者でイラストレーターのもへろんさん(36)=京都市=が今月7日、彦根市役所を訪れ、ひこにゃんと対面した。また8月中に新たなイラストの第1弾を発表するため、デザインの案についても明かした。
ひこにゃんのイラストは飛び跳ねる、刀を持つ、しゃがむ、バンザイの4種類で、いずれももへろんさんが作成。誕生日に設定されている2006年4月13日に前半の3種類ができ、2017年3月にバンザイのデザインが追加された。翌年度の使用許諾料は前年度と比べて約90万円増加し、事業者の販売予定額も約4,800万円増加した。

8月に第1弾 以降順次発表「切手販売、アニメ化も視野」

和田市長は就任後、新たに6種類を追加し、今年度中に計10種類にすると発表。先月の市議会定例会では「新たにデザインを作成することで、事業者の商品開発意欲を喚起し、商品の種類が増えることで彦根市のPRになる。観光や経済の活性化につながるアフターコロナ対策の一つ」と述べていた。市議会定例会では製作委託料39万6000円を盛り込んだ補正予算が可決された。
和田市長は先月中旬にもへろんさんと面談し、もへろんさんとひこにゃんとの対面が実現した。もへろんさんは彦根城などでひこにゃんを見たことはあったが、1対1での対面は初めてで「とてもかわいい」と見つめながら笑顔を見せていた。
新作の第1弾について、もへろんさんは「ひこにゃんが大好物を持ったポーズを考えている」と初めて明かした。
和田市長は「ひこにゃんをデザインした切手の販売やアニメ化も視野にある」と述べ、その言葉にもへろんさんも「ありです」と笑顔で応えた。彦根市は8月以降、1カ月程度の間隔で順次、新しいデザインを発表する方針。