今月4日午前9時過ぎの貫通した直後(滋賀県提供)

滋賀県は国道306号線の原町交差点から国道8号線の古沢町交差点にかけて整備中の原松原線トンネル工事が、今月4日午前9時過ぎに貫通したと発表した。後日、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底して貫通式典を行う予定だ。
名神高速道路の彦根インターチェンジから流出、合流する車両と相まって、彦根市原町地先から国道8号外町交差点に向けて北進する車両により、慢性的な渋滞を引き起こしている。
滋賀県は安全で円滑な通行を確保するため、2019年3月18日から2023年5月26日の工期で、国道8号古沢町交差点から国道306号原町交差点までの区間において、都市計画道路原松原線としてバイパス整備を行っている。

原町側の完成予想図(滋賀県提供)

施工延長は1233m、そのうちトンネル工は1135m。トンネル貫通後は覆工コンクリート工事を進めるとともに、2022年度にトンネル設備やトンネル舗装工事などを発注し、供用に向けて事業を推進していく。
施工業者は戸田・昭建・金子建設工事共同企業体。工事の契約金額は98億0125万6100円。