2022年2月26日に開催された日本商工会議所青年部 第41回全国大会『SETOの都 香川たかまつ大会』において今年度の日本YEG大賞の発表が行われ、彦根商工会議所青年部(彦根YEG)が今年度取り組んだインターンシップ事業『Hikone Work Academy』が準グランプリを受賞しました。
日本YEG大賞は、全国の商工会議所青年部415単会で実施された事業の中から選ばれ、各ブロック予選を勝ち抜いた9つの事業からグランプリ、準グランプリなどが選出される表彰制度です。

彦根YEGの『Hikone Work Academy』は、『共に学び、共に育つ』をテーマに掲げて、青年部メンバーと市内大学生や大学関係者が2018年度から企画・開催しているプロジェクト型インターンシップ事業です。
3回目となる今年度は、SDGs(持続可能な開発目標)的視点から彦根YEG企業や彦根の街を再考し、その魅力を発信する事業を行いました。2021年6〜10月にかけて滋賀大学・滋賀県立大学・聖泉大学と連携し、SDGs講義や滋賀県版SDGsボードゲーム体験会を実施するなど、初心者でも理解しやすいように工夫して事業を進めました。青年部メンバーの地元企業が学生のインターンシップを受け入れ、各社の「SDGsの取組みを可視化する」というプロジェクトを実施しました。企業側にとっては、昨今話題のSDGsの取組みに対して、学生の視点を借りながら自社を客観的に見直す機会となりました。最後に学生と企業が共にSDGs宣言を行い、成果をまとめた活動報告冊子を作成しました。冊子には「2030年に向けた彦根への貢献」として、各企業や学生が持続可能な社会をつくるために各自ができることを掲載するなど、大学教授や新聞記者のアドバイスを受けながら学生が企業での職業体験や取材を通じて作り込みました。今後は、学生が学んだことをもとに情報発信を行うことや、企業が自社の振り返りを行い利益向上に繋げていくことが期待されます。
また、2月15日には滋賀県商工会議所青年部連合会の「滋賀観光促進プレゼンコンテスト」がオンラインで開催され、県内YEG 6単会が「滋賀愛」をテーマに地元の魅力を動画でPRしました。彦根YEGは『Hikone Work Academy』事業等を紹介した後、メンバーが甲冑姿で熱演する「彦根にある日本一の○○」のVTRで彦根城や市内商店街などの魅力をアピールし、投票の結果、県内での優勝に輝きました。
彦根YEGでは、今後の社会の担い手となる地元学生と積極的に関わりを持ち、学生と青年部メンバーが共に学び共に育つ場を通じてまちへの愛着を育み、5年後、10年後の彦根に「人」が根付き、彦根が「人」によって活性化することを目指しています。

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