彦根市スポーツ・文化交流センターの完成予想図(市提供)

彦根市は3月30日、南彦根駅前に建設中の彦根市スポーツ・文化交流センターのネーミングライツ候補者を原町の株式会社PRO-SEED(青栁孝幸・代表取締役社長)に決定したと発表。また彦根市とPRO-SEED社の協議で、施設の愛称を「プロシードアリーナ HIKONE」に決めた。
ネーミングライツは公共施設に企業が会社名や商品名、ブランド名を付けられる命名権。施設を所有する自治体にとっては企業から対価を得ることで財政的な負担が軽減され、企業にとっては宣伝効果やイメージアップが図れるというメリットがある。
滋賀県内の主なネーミングライツパートナーは大津市の県立体育館のウカルちゃんアリーナ、滋賀アリーナの滋賀ダイハツアリーナ、県立長浜ドームの長浜バイオ大学ドーム、県立彦根総合運動場野球場のオセアンBCスタジアム彦根などがある。
彦根市スポーツ・文化交流センターは2020年4月1日から今年6月22日の工事期間で、小泉町に鉄筋コンクリートの一部鉄骨3階建て1万3776平方メートルで建設。12月にオープンする予定。
彦根市は市スポーツ・文化交流センターのネーミングライツとして、今年12月1日から2027年3月31日までの契約期間で、年間500万円で募集。今年2月1日から募集要項を公開し、2月14日から3月4日まで申請を受け付けた。
その結果、PRO-SEED社から年間550万円で応募があった。契約期間4年4カ月での総額は2384万円となる。PRO-SEED社は産業用自動化設備エンジニアリングや子ども向けロボットプログラミング教室の運営などを手がける企業。彦根市とPRO-SEED社は4月中に正式契約を締結する。