2つのマップを手に県立大生や多賀観光協会の職員

滋賀県立大学の学生がデザインした「多賀・絵馬通りグルメ&おみやげ さんさくマップ」と「多賀大社周辺散策マップ」が完成し、彦根駅前や多賀町内で無料配布されている。
一般社団法人・多賀観光協会は過去にも散策マップを作ったが、観光客たちから「飲食店や土産店だけ店が乗った地図があれば」などの意見が多かったため、滋賀県立大学に依頼。学生ならではの視点で多賀の魅力を発信している滋賀県立大学の団体「Taga-Town-Project(略称=TTP)」の学生たちがデザインを担った。
「多賀・絵馬通りグルメ&おみやげ さんさくマップ」は、人間文化学部4年の小林すみれさんと多賀町在住の宮野明日香さんら学生5人が担当。約1年かけて多賀町内の飲食と土産を扱う32店を実際に歩き、メインのメニューや人気商品の写真、紹介文、営業日、連絡先などをまとめた。多賀大社やアケボノゾウ、町花のササユリなど町内の名所・名物のイラストと共に各店の場所を取り上げている。「糸切餅の三本線の由来」「多賀大社の杓子」「村山たか女ら歴史上の人物」を説明した多賀の豆知識コーナーも載せている。
「多賀大社周辺散策マップ」は、人間文化学部を今年3月に卒業した小幡悠矢さんがデザイン。多賀大社周辺の名所と「食べる」「買う」「泊まる」「その他」の場所を紹介。広域マップとして、多賀大社、河内の風穴、あけぼのパーク多賀、胡宮神社、大瀧神社、高取山ふれあい公園の各名所と解説文を掲載しているほか、彦根城や国道、高速道路のイラストを載せてアクセス方法を案内している。
学生たちは「使いやすいマップに仕上がったと思う。一人でも多くの方にこのマップを手に取ってもらい、多賀の観光を楽しんでほしい」とコメント。5000部ずつ発行。両マップとも彦根駅前の彦根市観光案内所や多賀町内の観光案内施設、公共施設、掲載店舗に置いている。