基本合意書を見せる吉田学園の理事長と市長(彦根市提供)

彦根市はJR稲枝駅西側地区に学校法人吉田学園が映像産業の人材を育成する専門職大学を設置すると発表。彦根市役所の特別応接室で今月22日に開かれた締結式で、和田裕行市長と吉田尚剛理事長が基本合意書にサインした。
基本合意書によると、彦根市と吉田学園は映像産業に従事する人材の育成および映像産業による地域活性化を目的に、専門職大学の設置について彦根市と吉田学園が連携して進める、としている。

具体的な内容は以下の通り。

  • 設置場所はJR稲枝駅西側地区の約4ヘクタール
  • 専門職大学は1学部・1学科・3専攻科(映画、アニメ、俳優・声優)の1学年で100名、4学年で400名の規模を想定する。
  • 彦根市は吉田学園に適切な支援を行う。

締結式では和田市長と吉田学園の吉田理事長が基本合意書に署名をした。彦根市によると、和田市長は「映画の街・彦根の実現を目指す。日本の映画界にとっても大きく、「日本のハリウッド」を目指す第一歩となるように努めたい」と話したという。
また吉田理事長は「日本のアニメや映画業界は人出が足りない状況。彦根は彦根城をはじめ、琵琶湖などの自然やアクセスが良く、文化、教育のイメージが強い。全国から学生を集められると思う」と語ったという。