供用を開始した「平和堂HATOスタジアム」内

今年春に供用を開始した彦根市松原町の彦根総合スポーツ公園陸上競技場「平和堂HATOスタジアム」でこのほど、オープン記念式典が開かれ、国会議員や滋賀県知事、滋賀県議会議員、県内市町首長ら計約230人が出席。式典後にはスタジアム内を見学した。
陸上競技の全国大会や各種プロスポーツが開催できる県内唯一の第1種陸上競技場として、滋賀県が2020年3月に着工し、昨年12月に完成させた。鉄筋コンクリート造5階建て延べ床約2万4000㎡の広さで、トラックが400m × 9レーン、フィールドが約107m × 約71m。収容人数は1万5000人以上。会議室11室、トレーニング室、大型映像装置を有する。隣接する補助競技場の第3種陸上競技場は管理棟が延べ約400㎡、トラックが400m × 8レーン、フィールドが約107m × 約71m。
今年1月には滋賀県と平和堂がネーミングライツパートナーを締結し、第1種陸上競技場を「平和堂HATOスタジアム」、第3種陸上競技場を「平和堂げんきっこフィールド」と命名。4月1日に供用を開始した。2025年に滋賀県内で開かれる「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」の主会場にもなる。

フィールド内で行われたテープカット

オープン記念式典で、三日月大造知事は「このスタジアムが持つ最大限のメリットを生かしながら、これからも大切に使用していただきたい」とあいさつ。平和堂の平松正嗣社長は「県内だけでなく、県外からも多くの方に利用していただき、末永く愛される競技場になること、国スポ・障スポが盛会に開催されることを祈念します」と述べた。上野賢一郎衆院議員や和田裕行市長らもあいさつした。
わたSHIGA輝く国スポ・障スポのイメージキャラクターのキャッフィーやひこにゃんらを交えてのテープカット、ネーミングライツサインの除幕、近江高校吹奏楽部の記念演奏、国スポ・障スポへの寄付者の銘板お披露目もあった。