彦根城で年末年始の準備や作業が行われており、しめ縄作りや鏡餅の餅つきにはひこにゃんらが手伝う場面もあり、多くのひこにゃんファンたちが見守る光景も見られた。

最長6mのしめ縄作る

今月1日には彦根城内に設置するしめ縄の仕上げ作業が金亀町の彦根城運営管理センターの作業所で実施。
センターの作業員たちは10月初旬以降、市内の農家から提供を受けた餅わら約100kgを使って、長さ約60cmから約6mまでの計7本のしめ縄を製作。
この日、作ったしめ縄は天秤櫓用の約6mのもので、太さが約45cm、重さが約50kg。彦根城運営管理センターの宮川敏明所長のかけ声の後、赤い法被姿の作業員9人が縄3本を束ねて釣り糸でくくり付けた。ひこにゃんとライバルのキャラクター・わるにゃんこ将軍も中に入って一緒に作業を手伝った。
完成したしめ縄は玄宮園東口、彦根城博物館、開国記念館など計7カ所に今月21日に設置される。

しめ縄作りを手伝うひこにゃんとわるにゃんこ将軍

天守前3カ所で餅つき

今月11日には彦根城の天守前で、鏡餅用の餅つきときな粉餅の振る舞いが行われた。
鏡餅は天守用の1段目が重さ13.5kgの直径50cm、2段目が重さ9kgの直径40cm。楽々園用の1段目が重さ3.5kgの直径33cm、2段目が重さ1.5kgの直径12cm。
この日は天守用の鏡餅を作るための餅つきが行われ、彦根城運営管理センターの職員19人が参加。宮川敏明所長のかけ声の後、天守前広場の3カ所に分かれて交代しながら餅をついた。
手伝いに入ったひこにゃんが餅をつき始めると、詰めかけた観光客ら100人以上から声援があがっていた。その後、きなこ餅として来場者に振る舞われ、ひこにゃんも渡していた。
城内での年末年始の行事は6日にすす払い、14日に門松飾りもあった。今後は21日にしめ飾りと鏡餅の設置、31日に除夜の鐘をつく集いがあり、新年1月4日には鏡開きがある。

天守前で鏡餅用の餅つきを手伝うひこにゃん