滋賀大学(事業実施)と国土交通省観光庁(実施主体)は9月16日から来年1月13日までの全8回で開講する「ウエルネスツーリズムプロデューサー養成講座」の受講者を募っている。

ウエルネスツーリズムは自然散策、ヨガ、瞑想、フィットネス、スパ、食、レクリエーション、交流などを通して地域資源に触れ、心身をリフレッシュする観光形態。滞在、体験型の観光につながると共に、「アフターコロナ」の時代には免疫力の強化に寄与するウエルネスツーリズムが観光の主流になると期待されている。
滋賀県は長寿県として知られ、健康への意識が高い県民性と、琵琶湖を中心とした自然・文化遺産があり、ウエルネスツーリズムの展開に適した地域。滋賀大学と観光庁は新たな観光事業を創出するため、ウエルネスツーリズムの事業を進める中核的な人材の育成に向けた実践的なプログラムを用意した。
対象はホテル・旅館、観光産業、サービス業、医療福祉法人に従事している者、観光産業への新規参入を考えている事業者、観光戦略の立案に携わる行政や関係機関の職員。

テストツアーや先進地視察も

講座は全8回。定員15人。受講無料だが、宿泊料や昼食代、交流会費用は自己負担で。場所は1回目の開校式と講義が滋賀大学彦根キャンパス講堂、2回目以降が滋賀大学大津サテライトプラザ。主な講師は滋賀大学産学公連携推進機構の石井良一教授(全体コーディネーター)と上田雄三郎特任准教授、滋賀大学社会連携センタープロジェクトアドバイザーで株式会社びわこツーリズム取締役の紀平健介さん、文教スタヂオ代表取締役社長で彦根観光協会の一圓泰成会長ら。講座日と内容は以下の通り。

  1. 9月16日=「ウエルネスツーリズムを知る」概要と最新動向を学ぶ。
  2. 9月30日=「ウエルネスツーリズムに対する地域のポテンシャルを知る」推進のための地域資源を学ぶ。
  3. 10月14日=「テストツアーから考える」大津周辺でテストツアーを体験し、どのような発展形があるか考える。
  4. 10月30日~31日=「先進事例を学ぶ」静岡市の株式会社竹屋旅館と富士山日月倶楽部でプログラム体験と講義を受ける。
  5. 11月11日=「ビジネスプランの作成手法、課題提示」。
  6. 11月25日=「ビジネスプランの作成」個人またはグループでウエルネスツーリズムのビジネスプランをまとめる。
  7. 12月16日=「ビジネスプランの作成」(中間まとめ)。
  8. 1月13日=「ビジネスプランコンテスト、修了式」。

滋賀大学のWebサイトの応募フォームに必要事項を記入する。申し込みは今月20日午後5時までに滋賀大学産学公連携推進課(Tel. 0749-27-1141)。選考して27日午後5時までに連絡。

ウエルネスツーリズムプロデューサー養成講座 - 滋賀大学