彦根駅構内の電車区で新型の300形の前で記念撮影をする知事や市長ら

滋賀県の三日月大造知事や近江鉄道沿線5市5町の首長が沿線の駅舎とその周辺を見学するフィールドワークが7月25日と8月6日に行われ、1回目では知事や大久保貴市長らが彦根駅構内の電車区を視察した。
近江鉄道の鉄道部門の再生について話し合っている近江鉄道沿線地域公共交通再生協議会のこれからの議論に役立てようと企画され、1回目のフィールドワークには協議会の委員を務める知事や市長、近江鉄道の飯田則昭社長ら約20人が参加した。
一行は八日市駅をバスでスタートし、愛知川橋りょう、愛知川駅、豊郷駅、尼子駅の順で見学。多賀大社前駅へ移動し、近江鉄道に乗車してスクリーン、高宮、彦根口、ひこね芹川の各駅を車窓から眺めた。
彦根駅では駅構内にある電車の点検や整備を行う電車区へ移動。説明を受けた後、8月1日にデビューした新型の300形の車内を見学し、300形の前で記念撮影をした。その後は再び乗車し、鳥居本、フジテック前の各駅を経由して到着した米原駅の周辺を視察して解散した。
2回目の8月6日には近江八幡、八日市、貴生川の各駅であり、日野駅では知事たちが地元の住民や高校生たちと意見を交わした。  

近江鉄道の再生協議会4回目18日

近江鉄道沿線地域公共交通再生協議会の4回目の会議が18日に東近江市立八日市文化芸術会館である。知事や沿線市町の首長、近江鉄道の社長、学識経験者らが参加し、沿線地域の公共交通の課題、沿線地域の目指す姿、近江鉄道線の利便性向上策、利用促進の分科会設置について話し合う。