新庁舎の屋上に設置されている西陣美術織「彦根城の四季」

彦根市古沢町のノースリバーグループは、四季ごとに撮影された彦根城の写真をもとに作られた西陣織の作品を彦根市へ寄贈。市は新庁舎の屋上の展望スペースに設置した。
ノースリバーグループは、北川産業株式会社、喜多嘉和株式会社、金城開発株式会社、株式会社光明の4社で組織。北川産業の会社設立50周年に合わせて、西陣美術織「彦根城の四季」4点を彦根市へ寄贈することにした。
西陣美術織「彦根城の四季」は、彦根写真連盟会長の中村一雄さんが撮影した、春の桜、夏の花火、冬の雪と天守が写った写真と、市販されている秋の玄宮園と天守との写真を使用。四季折々の風景が写真そのもののように表現されている。大きさはいずれも縦1.2メートル・横1.5メートル。
さきごろ市役所の特別応接室で行われた贈呈式には、ノースリバーグループの北川光明名誉会長と北川守会長、喜多嘉和の山本富士裕社長、和田裕行市長らが出席。北川名誉会長から目録、市長から感謝状がそれぞれ贈られた。市長は「貴重ですばらしい物を頂いた。市民のみならず、コロナ後には海外の人を含めた観光客にも見てほしい」とコメントした。贈呈式後には屋上に移動し、見学会も行われた。