協定書を手に位田学長ら滋賀大学の関係者と谷口議長ら市議会側

滋賀大学と彦根市議会は「国立大学法人滋賀大学と彦根市議会との連携・協力に関する協定書」の調印式を5日に彦根市役所6階の展望スペースで行い、位田隆一学長と谷口典隆議長が協定書に調印した。
滋賀大学と彦根市議会との「協定」は2017年にも結ばれたが、その時は滋賀大学の経済学部のみが対象の締結だった。今回は経済学部にデータサイエンス学部と教育学部(大津市)を加えた全学部と彦根市議会との協定になった。
協定書では目的として、滋賀大学の人材育成と教育・研究活動の発展に関することと、彦根市議会の広報・広聴活動等の地方自治活動の充実・発展に関することと明記している。
調停式には滋賀大学から位田学長、中野桂経済学部長、竹村彰通データサイエンス学部長、柴田雅美特命教授、市議会から谷口議長、上杉正敏副議長、杉本弘之事務局長が出席。
協定書にサインした位田学長は「彦根市議会と滋賀大学で好循環ができるよう、連携を深めて地方自治と地域社会の発展を期待したい」と述べ、谷口議長は「地方自治の発展のために相互で連携し、更なる協力関係を図りたい」と語った。
協定の締結により、滋賀大学と彦根市議会はまず、学生が政治に関心を持つよう市議会議員に取材をした内容を冊子にまとめたり、ビッグデータを活用しながら市議会から市へ政策提言をするなどの連携を進めていく。