三日月知事から祝福される宮川社長(滋賀県提供)

2021年度の「男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰」の受賞者が発表された。全国から選ばれた11人のうち、滋賀県からは株式会社永樂屋(本社=彦根市芹中町)代表取締役社長の宮川富子さんが受賞した。
この表彰は、多年にわたって男女共同参画社会に向けた気運の醸成等に功績のあった者や、多分野において実践的な活動を積み重ね、男女共同参画の推進に貢献してきた者などを顕彰することで、豊かで活力ある男女共同参画社会の形成に資することを目的として実施されている。
2007年度までは官房長官が表彰してきたが、男女共同参画社会づくりに向けた取り組みの一層の促進を図るため、2008年度から内閣総理大臣表彰として実施している。
2021年度の受賞者は元職を含めた会社社長、大学理事、団体代表らの女性11人。永樂屋の宮川社長の受賞理由は「滋賀県内の企業経営者に男性が多い中、中小企業の女性経営者や女性起業家の活躍に向けて、リーダーとして行政を含め様々な分野で幅広く提言や助言・指導を行っており、県経済界における男女共同参画の推進に多大に貢献している」ため。
新型コロナウイルス感染症の影響により、内閣府での表彰式が中止となり、8月24日に滋賀県公館ゲストルームで表彰式が開催。三日月大造知事から表彰状と記念品が渡された。