毎年秋のこの時期に彦根城内でさまざまなイベントが開催される「彦根夜の陣」が今月1日から始まった。緊急事態宣言で一部が延期されていた。各イベント内容を以下で紹介する。

吹奏楽部 琴 雅楽の演奏も

玄宮楽々園をライトアップする「観月の夕べ」が2日から始まり、17日までの土日の午後6時から午後9時まで開催される。市内の高校大学の吹奏楽部による「お月見コンサート」では楽々園の御書院前で、10日午後6時15分~滋賀県立大学、16日午後6時5分~彦根総合高校と午後6時45分~河瀬高校、17日午後6時15分~彦根東高校が演奏を披露する。
また鳳翔台では琴と雅楽の演奏が午後7時~と午後8時(16日のみ午後8時5分)~あり、9日と10日に東円堂雅楽会、16日に彦根筝曲連盟紫会沢村社中、17日に彦根筝曲連盟若葉会谷村社中が登場する予定。 入園料は高校生以上700円、小中学生350円、日中の入園券は使用できない。彦根観光協会のホームページをプリントアウトし持参すると割引も。「彦根城夜間公開」が催される9日と16日は共通券の販売もある。

天守へ入場のみ事前予約制

「国宝彦根城 夜間特別公開」では8日・9日と15日・16日の午後6時から午後9時まで、鐘の丸、天秤櫓、太鼓門櫓、天守、西の丸広場などが開放される。天守への入場のみ彦根城の公式ウェブでの事前予約が必要で、各日160人限定、入場は表門券売所のみ。観覧料は高校生以上600円、小中学生200円。天守前に登場するひこにゃんの「夜のお散歩」は午後8時~15分間。夜間特別版の記念符を500円で販売。荒天時中止。

11月5日~「赤のまとい」も

「Dramatic Legacy ひこね城あかり2021 赤のまとい ―Wearing Your Red」が今月1日から始まり、来年2月13日までの日没~午後9時に開催。佐和口多門櫓の石垣に井伊家家紋を投影するほか、彦根城の内堀界隈を中心に幻想的なライトアップを展開している。「赤のまとい」をテーマに観光の活性性と世界遺産登録に向けて邁進する彦根城のあかりを表現する「ヴァーミリオンシップ」も11月5日から12月12日まで開催する。

なお、いずれのイベントも滋賀県に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令された時、イベントの変更や中止の場合がある。