和田市長へ要望書を提出した銀座商店街の店主ら

彦根銀座街商業協同組合は、銀座街の再興を目的に「地域おこし協力隊」の隊員派遣などを求める要望書を作成。小林昭一理事長=太田書店代表=ら役員8人がこのほど彦根市役所を訪れ、和田裕行市長へ渡した。
要望書では「昭和26年に銀座町が成立し、しばらくはゑびす講や各種行事で賑わいを見せ、昭和36年から昭和48年にかけて防火建築街区のモダンな景観の建物として地域防災と地域経済の発展に貢献してきた」と説明。一方で「近年は大規模小売店の出店やネット通販の普及で来店者が減少。店主の高齢化や空き店舗の増加により、厳しい状況が続いている」と解説している。その上で、総務省の地域おこし協力隊や地域活性化起業人の派遣に関する経費の予算計上を彦根市に求めている。
要望書の提出後、和田市長は「彦根市の財政は厳しい状況だが、銀座商店街の再生に向けて、皆さんと一緒に知恵を出し合いたい」と語った。

FM彦根で「銀座ラジオ」木曜放送、市長がゲスト出演

彦根市立花町のエフエムひこねコミュニティ放送は、昨年末から銀座商店街の空き店舗で「銀座ラジオ」の放送を開始している。
太田書店の隣にある空きスペースにスタジオを新設。毎週木曜午前10時~女性パーソナリティーが地元の話題を提供したり、ゲストとトークを展開したりしている。昨年12月23日には和田裕行市長がゲスト出演し、賑わっていた頃の銀座商店街での思い出などを話した。

ゲスト出演した和田市長(右)

放送の模様は自由に見学できる。小幡善彦社長は「ラジオで銀座を盛り上げたい。商店街に足を運んでもらい、賑わうきっかけになればいい」と話している。放送は来年3月末までを予定。ゲスト出演も募集している。お問い合わせはエフエムひこね ☎0749-30-3355。