ひこね市文化プラザの檀上で話す堀江さん

「ホリエモン」のニックネームで知られる実業家の堀江貴文さんの講演会が今月16日、ひこね市文化プラザで開かれ、約750人が来場した。
彦根市芹川町の株式会社EGplan主催、ひこね市文化プラザ共催で開催。堀江さんは「地方の時代がやってくる」をテーマに講演。地方の魅力について「東京など都会はテレビで紹介されているが、都会以外の地方の魅力にみんなが気づき始めていて、SNSで発信され始めている」と紹介した。
日本の自然環境にもふれ「日本は蛇口をひねると水が出てくるが、世界は地下水が枯渇しており、その証拠に小麦の値段が高騰している」「日本は他国と比べて歴史と文化も地方に豊富にある」と説明した。
地方の魅力の発信方法については「自分たちではなかなか魅力に気づかない。外部のコーチを付けることが大切。まったくその地を知らない人がどのように思うかの視点を」とアドバイスした。

和牛とふなずし「人招ける」

和田裕行市長と堀江さんの対談

後半では「可能性だらけの地方が熱い」をテーマに彦根市の和田裕行市長と対談。市長の「観光客のリピーターを増やすには食がいいのでは」との意見に、堀江さんは「ビーフは世界共通の言葉。日本には和牛があり、牛は自然と人を招く」と和牛を用いた戦略を提案。ふなずしも取り上げ「ふなずしはブルーチーズみたいで大好き。国内外問わず人気商品になる。ほかの地方でまねをして作ろうとしてもできない」と語った。
ほかの地方の魅力として、堀江さんは「地方にはさまざまなエンタメがある。私も滋賀に来たら、琵琶湖でマリンスポーツや釣りを楽しんでいる。アイアンマンレースを滋賀や彦根でやれば、国内外から人を招くことができる」と助言した。