ひこにゃんらを交えて行われたテープカットの様子

彦根城の世界遺産登録に向けた機運醸成事業の一環として、近江鉄道は3月13日から「彦根城世界遺産登録応援号」の運行を開始。初日に彦根駅のホームで、三日月大造知事らが出席して出発式が開かれた。
彦根城世界遺産登録応援号では、2両編成の電車の前後に彦根城世界遺産のロゴ入りの特製ヘッドマークが設置され、側面にロゴ入りのラッピングがほどこされた。車内には棚上のスペースに全34種類のポスターが貼られ、つり革にも装飾されている。
出発式には近江鉄道の飯田則昭代表取締役社長、三日月知事、和田裕行彦根市長、彦根商工会議所の小出英樹会頭、彦根商工会議所彦根城世界遺産登録推進室の木村泰造委員長、彦根観光協会の一圓泰成会長、彦根城世界遺産登録 意見交換・応援1000人委員会の宮川富子会長ら12人が来賓として出席。
飯田社長、三日月知事、和田市長が代表して挨拶した。そのうち三日月知事は「2024年の登録を目指し、前に進んでいることをうれしく思う。ポストコロナ時代に向けて一緒に盛り上げていきましょう」と述べた。

知事らの合図に合わせて出発する彦根城世界遺産登録応援号

ひこにゃんや近江鉄道のキャラクターのがちゃこんと一緒にテープカットが行われた後、事前に応募のあった家族連れの8組27人が乗車。三日月知事や和田市長らの合図に合わせて、臨時便として彦根駅から米原駅まで向かった。彦根城世界遺産登録応援号は期限を設けず、近江鉄道全線で運行される。