千代神社で、いしだみつにゃん号と若林さん、布施宮司

彦根市本町の夢京橋キャッスルロードの個室居酒屋「近江や蔵」(若林政宏代表)は戦国武将の石田三成で彦根を盛り上げようと、三成のキャラクターをモチーフにした電気自動車「いしだみつにゃん号」を製作。今月5日、京町の千代神社(布施博章宮司)で一般公開した。
近江や蔵では、三成醤油プリン、三成オレ、三成ハイボール、彦根職人醤油石田三成の「三成めし」を開発するなどしている。将来的に三成を主人公にしたNHK大河ドラマの実現を目指し、その機運を高めようと、いしだみつにゃん号を企画した。
トヨタの一人乗り電気自動車「コムス」(全長2.39m × 幅1.9m × 高さ1.49m)を、花しょうぶ通り商店街のキャラクター・いしだみつにゃんをイメージしてコーティング。前方はいしだみつにゃんの表情が彩られ、サイドに旗印「大一大万大吉」や三成を描いた墨絵を配し、後部に近江やの商品の写真が貼られている。
近江や蔵は平日、弁当のデリバリー用として市内で走らせるほか、土日祝日は三成ゆかりの千代神社の参集殿に展示。イベントへの貸し出しも受け付けている。試乗はできないが、見学自由。
千代神社は元々、佐和山城の麓にあったが、信心深かった三成は「神様を城の足下に見おろすのは恐れ多いことだ」として、尾末の地に移築したとされる。千代神社はその後、数回の変遷を経て現在の地に至った。いしだみつにゃん号の走行開始に合わせて、いしだみつにゃんとしまさこにゃんのイラスト入りの御朱印を500円で販売しているほか、三成の墨絵の御朱印も用意している。貸し出しなど問い合わせは近江や蔵 ☎0749-22-6728。