2025年に彦根市を主会場に滋賀県内の各所で行われる国民スポーツ大会に向け、彦根市は彦根駅西側の駅前ロータリーを再整備する計画だ。送迎の車両と路線バス、タクシーの出入りを区分けする方法を予定しており、2023年度中の着工を目指している。
彦根駅周辺地区の都市構造再編集中支援事業の一環として、「彦根駅西口広場改築」の名称で井伊直政公の銅像以外のロータリーのエリアを全面的に再整備する。予定されている主な整備内容は以下の通り。
- 滋賀県が所有・管理する旧駅前交番の建物を解体。
- 彦根市が所有・管理する公衆トイレをエリア内に移築。
- 旭町の銀水前の道路を拡幅し、ホテルサンルート前の道路に抜けるまでの区間をタクシーの出入り専用道路にする。
- 旧駅前交番の前のエリアをタクシー専用のロータリーにする。
- 送迎の一般車両用としてアルプラザ彦根前に2つある横断歩道のうち北側を無くし、銅像前の歩道部分を道路に変更。
- 大橋悠依選手の東京五輪での金メダル獲得を記念して設置されたゴールドポストや時計台、照明などを移築
- 路線バス用として、近江鉄道が所有する駐車場から線路沿いの道路、現在のバス停前に抜ける一方通行のルートに変更。
すでに2021年度までに実施設計を終えており、2022年度は旧駅前交番の土地や駐車場の一角を取得するため、滋賀県や近江鉄道側などと協議。2023年度中にも着手する予定で、2024年度末の完成を目指している。