「国際芸術祭 BIWAKOビエンナーレ 2022」が今月8日に彦根市の市街地と鳥居本地域、近江八幡の旧市街と沖島で開幕し、国内外のアーティストたちの作品が各所で展示されている。
文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、滋賀県内の自治体・観光協会・関連団体などの国際芸術祭BIWAKОビエンナーレ実行委員会が主催。国内外の芸術家が展示するアートイベントとしてのほか、空き家や古民家を会場として活用することでその魅力を後世につなげるという地域再生も目的にしている。2001年にびわ湖ホールとその周辺で始まり、2003年から近江八幡市に拠点を移動。前回2020年から彦根市が会場に加わった。
開催10回目となる今年のテーマは「起源~ORIGIN」。なぜ宇宙は生まれたのか?人類の存在に意味はあるのか?…アートの中にこそ、その答えの片鱗を見出すことができるのではないか―という思いを込めた81組のアーティストの作品がそろった。
今回は新たに鳥居本地区と沖島が会場に加わった。彦根市内は彦根城とその周辺の9施設・EXTENTION1施設・鳥居本4施設、近江八幡市内は10施設・EXTENTION1施設・沖島10カ所。彦根市内の会場は以下の通り。

彦根市内で展示されている芸術作品

  • 本近藤呉服店(ギャラリーコジマ中央店)
  • 中野家具2号館
  • 伊藤邸
  • 山の湯
  • スミス記念堂
  • 玄宮園
  • 楽々園
  • 彦根城 天秤櫓
  • 彦根城 西の丸三重櫓
  • 彦根市役所
  • 鳥居本駅舎
  • 木綿屋
  • 有川家
  • 有川家住宅別邸

11月27日まで。会期中、ワークショップやコンサートなどイベントも随時開始。水曜定休だが、11月23日のみ開場。料金は彦根・近江八幡の全エリアパスポート代が一般4500円・高大生3500円、彦根エリアパスポートが一般3500円・高大生3000円、近江八幡エリアパスポートが一般3000円・高大生2500円。中学生以下と障がい者は無料。チケットは彦根エリア総合案内所のギャラリーコジマ中央店や彦根観光案内所などで販売。

彦根市内で展示されている芸術作品

コンサート「起源〜ORIGIN」by BIWAKOビエンナーレ スペシャルユニット

日本で唯一の528hz 作曲家・ピアニストである ACOON・HIBINO(エイコン・ヒビノ)による、BIWAKOビエンナーレの特別コンサート!自身の絵画からのインスピレーションによって絵画毎に楽曲を制作し、「聴く絵画展」も展開。心が整う美しい音楽に、身を委ねましょう。

日時
2022年11月5日(土)14:00~ / 18:00〜 2回公演
会場
宗安寺(彦根市本町2丁目3−7)
料金
3,500円 ※BIWAKOビエンナーレパスポートをお持ちの方は、3,000円
定員
50人

参加アーティスト
ACOON HIBINO(ピアノ)、岡本博文(ギター)、楠田名保子(二胡)、山村誠一(パーカッション)、グレン・ニービス(タブラ)


スタッフ募集

実行委員会は会場受付や作品の搬出入、通訳など会期中と会期終了後のサポートスタッフを募集している。ボランティア保険適用。待遇は半日(4時間)500円、全日1000円と昼食代500円。通算5日参加で全エリアチケット進呈、10日参加で図録進呈。18歳以下は保護者の承諾が必要。お問い合わせは事務局 ☎0748-26-5832。

BIWAKOビエンナーレ 公式サイト