金亀公園と陸上競技場を結ぶ城北百間橋(彦根市提供)

彦根市は14日、県営彦根総合スポーツ公園と市営金亀公園を結ぶ金亀公園連絡橋について、その名称が「城北百間橋(じょうほくひゃっけんばし)」になったと発表した。
県営彦根総合スポーツ公園は4月にオープン予定、市営金亀公園についても多目的競技場の人工芝化が完了している。
市は両施設をつなぐ金亀公園連絡橋を広く親しまれる橋にすることを目的に、2022年11月1日から12月2日までの期間、滋賀県内に在住または在勤・在学する人を対象に名称を募集。155点の応募から金亀公園連絡橋名選考委員会が、彦根市立城北小学校6年生の北村佑樹君の案「城北百間橋」を選んだ。
北村君は「陸上競技場が城北学区に作られて、この新しい橋が作られたあたりに、昔、百間橋という長い橋があったとお父さんに教えてもらい、『城北百間橋』という名前を思いつきました」(原文のまま)と、名称の理由と思いをコメントしている。

明治時代以降に建設された時の百間橋(彦根市立図書館提供)

選考理由は以下の通り。

  • 彦根城の北側に設置されている橋であり、地理的な場所を示していること
  • 昔、当地に百間橋という橋があり、歴史的な背景を含んでいること
  • 彦根城の「城」という文字が入っており、世界遺産登録を目指している県民・市民の思いをのせることができること
  • 橋の金亀公園側から彦根総合スポーツ公園の平和堂HATOスタジアムのスタジオリングまでの距離が約180mであり、百間橋としてふさわしいこと
  • 百間橋という文字や響きが印象に残りやすいこと

彦根市は3月9日午後4時30分から彦根市役所4階特別応接室で、優秀賞応募者に対して表彰式を行う。また橋名板の設置が完了したら、除幕式を執り行う。