彦根市議会の9月定例会は9月30日に採決が行われ、新型コロナウイルス関連を含む一般会計補正予算(1億6,844万円)と追加補正(9,309万円)など10議案が可決。事前に17日に議決された議案を含め、今議会に市が提案した14議案すべてが可決された(いずれも千円単位は切り捨て)。
一般会計補正予算の主な内容は以下の通り。

  • 新型コロナ対策支援基金積立金(153万円)=市民や事業者の支援に必要な資金を積み立てるための増額補正。
  • 法人市民税の増額補正(9,100万円)=前年度に中間申告として納付された法人市民税について、新型コロナによる影響や海外等での投資需要の低迷により、法人市民税の減額が見込まれるための増額補正。
  • 中小小売商業対策事業(マイナス100万円)=新型コロナ感染拡大防止臨時支援金の申請が見込みより少ないための減額補正と高宮商工繁栄会が行う花火大会が中止になったための減額補正。
  • 市職員の分散勤務(324万円)=新型コロナの感染対策として、アルプラザと中央町の仮庁舎、市民会館、庁舎別館の職員65人を彦根総合地方卸売市場へ、25人を四番町ダイニングへ勤務させるための経費。
  • 彦根市民会館管理運営事業(664万円)=市役所本庁舎耐震工事の終了に伴う市民会館の移転後、解体工事に着手するための実施設計および地歴調査の委託費。
  • 市内大学生支援(265万円)=新型コロナ禍で困窮している市内3大学の一人暮らしの学生計約1,050人に市内産米を1人5kg提供。
  • 図書館整備(461万円)=市立図書館の中央館の用地選定の委員会設置などの経費。

また追加補正として、18歳以下の子どもと妊婦、高齢者のインフルエンザ予防接種の負担分を軽減するために増額補正された。
このほか市議会には9月30日、2019年度彦根市各会計歳入歳出決算について認定を求める議案が追加提案。この議案は今後3回の決算特別委員会を経て、今月14日に採決される予定。