彦根柿「新秋」の選果作業をする生産者

彦根梨園の隣で栽培されている彦根柿の収穫が今月から始まっており、石寺町のJA東びわこ果樹工房では農家たちによる選果作業が行われている。
彦根柿は彦根柿生産組合の農家3軒が石寺町の約8000平方メートルで栽培。今月上旬からは柔らかい果肉と高い糖度が特徴の品種「新秋(しんしゅう)」を出荷していて、JA東びわこの直売所では1袋(4~5玉、約2キロ)600円(税込)で販売している。
今月下旬にかけては歯ごたえがいいことで知られる「太秋(たいしゅう)」を収穫。下旬には強い甘みが特徴の「富有(ふゆう)」、11月末にかけては富有をじっくりと完熟させて糖度を高くする「袋掛け富有」を出荷する。
JA東びわこによると、今年は日照時間を長く確保できたことから糖度が高いという。彦根柿生産組合は全体で約3万個の出荷を見込んでいて、「それぞれの品種の良さを味わってほしい」とPRしている。販売場所はJA東びわこの彦根市内と愛荘町内の直売所など。