彦根城博物館の来館者が今月7日、400万人を突破。館内では同日、400万人目となった名古屋市の江口勲さんと一緒に記念行事が行われた。
彦根城博物館は1987年(昭和62年)2月11日に開館。1996年(平成8年)5月31日に100万人を突破し、彦根城築城400年祭が開催中だった2007年5月19日に200万人を達成し、2007年度だけで28万3178人が来館した。
戦国歴史ブームだった2011年度も17万1008人の来館者数で、翌年の2012年12月24日に300万人を突破。彦根城築城410年祭や「直虎展」があった2017年度は15万6641人が訪れた。しかし、新型コロナウイルスの影響で彦根城博物館が休館になったり、観光客が減少したりして、400万人の到達が足踏み状態だった。なお2020年度の来館者数は6万人程度まで落ち込む見込みだ。
名古屋の江口さん「ラッキー」 彦根屏風のミニチュアなど進呈
400万人目を突破した7日はひこにゃんが見守る中、江口さんと大久保貴市長らがくす玉を割った後、市長や西嶋良年教育長、井伊直岳館長からひこにゃんのぬいぐるみ、国宝彦根屏風のミニチュア、彦根城博物館ミュージアムショップのグッズセット、彦根城・玄宮園・彦根城博物館のセットのペア招待券が江口さんにプレゼントされた。
江口さんは奥さんと観光のため彦根城を初めて訪問。「びっくりしたけれど、すごいラッキー。彦根城や博物館を見学し、キャッスルロードで土産を買いたい」と話していた。この日は400万人の達成を記念し、来館者100人にクリアファイルが進呈された。