協定書を手に県立大学と同友会の役員たち

滋賀県立大学と滋賀県中小企業家同友会は、人材育成と地方創生を進めて地域社会に貢献することを目的に包括連携協定を締結。3月24日に県立大学内で締結式を開いた。

協定に基づく具体的な連携は以下の通り。

1. 滋賀県立大学の学生への支援

  • 学生がネットワーク力や起業力を身につける科目に企業が外部講師として出講し、社会で必要なスキルや実践力を伝える。
  • 企業における学生の実践学習の受け入れや、科目以外のキャリア教育への講師派遣に連携して取り組む。

企業人材の育成支援

  • 県立大学の教職員が企業に対してSDGsや経営課題解決に関する出前講座を行い、SDGsの達成や中小企業の持続的な発展につながる新たな学びやパートナーシップの形成などに取り組む。
  • 県立大学大学院の課程で、新しい地域社会を切り拓くための知識や手法を学生と社会人が一緒に学ぶ講座や、実用的なICTを学べる講座の社会人コースの受講を企業に推奨する。

3. インターンシップの推進

  • 企業での学生のインターンシップの受け入れ体制の充実を図り、学生の学びに繋がる課題解決型のインターンシップの充実と低年次でのインターンシップに連携して取り組む。

4. 技術相談、共同研究の推進、新事業の創出支援

  • 教員と企業とのコーディネートを行い、技術相談、共同研究を進め、新事業の創出を支援する。

5. 推進体制の構築

  • 上記の具体的な連携事項を推進するため、県立大学と県中小企業家同友会の担当者による意見交換の場を定期的に開催する。

締結式には、県立大学側から廣川能嗣学長、青木洋副理事長、高橋滝治郎理事と、同友会側から水野透代表理事、永井茂一代表理事、青栁孝幸理事、小田柿喜𣈱理事・北近江支部長らが出席。学長と代表理事が協定書にサインした。