石寺町に完成した彦根麦酒荒神山醸造所

彦根初の地ビールとして期待される彦根麦酒(ヒコネビール)の荒神山醸造所が石寺町に完成し、今月2日にオープンした。
彦根商工会議所副会頭で橋本建設(野口町)の橋本健一社長らが2019年11月11日に「株式会社彦根麦酒」を設立。昨年秋に着工し、約4000平方メートルの敷地に木造一階建て約180平方㍍で建設した。
滋賀県立大学環境科学部の白井宏昌教授が設計を担当し、県立大学の学生たちもヨシ壁を設置するなどして手伝った。琵琶湖から吹いてくる風を室内に取り入れる工法を採用しているのが特徴で、その場でビールなどを飲めるハイテーブルも12席分設置している。

石寺町の小麦使用 市内店舗でも販売

商品は、石寺町の小麦を使った「ISHIDERA WEIZEN」と柑橘類の香りが特徴の「PALE ALE」の自家醸造2種と、醸造責任者が研修先で仕込んだ5種を含めた計7品種を販売している。ビン入りが660円、グラウラー(詰め替え容器)が640円と1000円、サーバーから直接注ぐタップが400円と600円。ノンアルコールやナッツのほか、ヒコネビールのロゴ入りのTシャツやエコバッグ、コースターなども販売している。 一部の商品が市内の小売店や土産店、宿泊施設でも販売中で、今後も飲食店などに拡販される予定。荒神山醸造所の営業時間は午前11時~で、月木金が午後5時まで、土日祝日が午後6時まで。定休日は火水曜。住所は石寺町1853番地。詳細はウェブサイトで。

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