協定書を見せる内田工場長と和田市長

ブリヂストン彦根工場と、荒神山の日夏町エリアを管理する彦根市日夏町財産区は「琵琶湖森林づくりパートナー協定」を更新し、今月14日に市役所で調印式を開いた。
ブリヂストン彦根工場は従業員が暮らす地域への貢献を目的に、滋賀県の仲介で市日夏町財産区と2011年5月に琵琶湖森林づくりパートナー協定を締結。「エコピアの森 彦根」と題し、荒神山全体の約3分の1にあたる約27ヘクタールの森林保全のため、市日夏町財産区に年間80万円を支援するほか、従業員や家族たちが毎年春と秋に荒神山で森林保全活動をしてきた。2016年に5年間の延長を行い、今年が更新の年だった。
調印式にはブリヂストン彦根工場の内田洋工場長と市日夏町財産区管理者の和田裕行市長らが出席。内田工場長と和田市長が協定書にサインし、記念撮影に応じた。
内田工場長は「CSRを経営の中心に据えて事業を展開している。その中でも環境保全を重要な課題の一つとして取り組んでいる。これからも『エコピアの森 彦根』の活動を進めたい」と述べた。「エコピア」はブリヂストンの低燃費タイヤの最高峰ブランドで、安全性、低燃費性能、ライフ性能を高次元で実現しているという。
今回の協定の期間は今月18日から2026年5月17日までの5年間。協定締結により、荒神山の日夏町エリアの3.5ヘクタールから4.5ヘクタールまでの計5カ所で天然木の改良や危険な木の伐採、枯れた木の処理などが行われる。