今年度のひこねお城大使が決定し、今月21日に彦根市役所の特別応接室で選任式が開かれた。
彦根市、彦根商工会議所、彦根商店街連盟、彦根観光協会で組織する「ひこねお城大使運営委員会」が、都市交流および公共的諸事業を通じて、歴史的文化の香り高い城下町彦根のイメージアップを目的に実施。
昭和10年から昭和59年までの「ミス琵琶湖」を最初に、昭和60年~昭和63年の「ミス若あゆ」、平成元年~平成7年の「ミス彦根」、平成8年~平成12年の「キャッスルクイーン」と変遷し、平成13年から「ひこねお城大使」となっている。
新型コロナウイルスの影響で昨年度は活動休止だったため、今年度がちょうど20代目となる。ひこねお城大使運営委員会は今年4月17日に大学サテライトプラザ彦根で審査会を開き、応募者5人から大学生の前川愛梨さん(21)とサービス業の岡本真弥(ちかね)さん(19)を選んだ。
選任式ではひこねお城大使の2人に、彦根観光協会の一圓泰成会長から選任状、和田裕行市長から委託状が渡され、たすきがかけられた。2人は「行事と都市間交流を通して風格と魅力ある都市のPR、観光物産の振興にも寄与し、誠意と情熱を持って奉仕する」との誓いの言葉を述べた。
選ばれた心境について、前川さんは「これから多くの新しいことに出会える楽しみでわくわくしています」、岡本さんは「素敵な機会を与えてくださったので、ひこねお城大使の名に恥じぬよう責任を持って任務にあたりたい」と語った。また抱負として、前川さんは「たくさんの方々に魅力あふれる彦根を知っていただきたい。改めて彦根について深く学ぶことで、新しいさまざまな視点で彦根をアピールしたい」、岡本さんは「彦根に住んでいる方々にも彦根の良さを再認識していただくため、彦根のことをしっかりと学び、再発見した彦根の魅力を伝えてまいりたい」と述べた。
2人の今後の主な登場イベントは7月下旬の鳥人間コンテストを最初に、彦根ゆかたまつり、ご当地キャラ博、ひこねの城まつり、横浜市で12月に開催予定のお城EXPО2021など。任期は6月1日~来年5月31日。