200m個人メドレーで1位になった大橋選手を祝う和田市長ら

開催中の東京五輪の競泳女子400㍍個人メドレーと200m個人メドレーで、彦根市出身の大橋悠依選手(25)がトップでゴールし、金メダルを獲得した2冠達成の偉業に対し、彦根市は7月29日付で新たに「彦根市市民最高栄誉賞」を創設し、大橋選手に授与すると発表した。
大橋選手は7月25日の400m個人メドレーの決勝で4分32秒08、28日の200m個人メドレーの決勝で2分8秒52の記録で優勝した。
28日は市役所の特別応接室で和田裕行市長らが競技の模様をテレビ観戦し、1位でゴールした際は市長らがガッツポーズし、歓声があがった。市長は「感動をありがとう。色んな苦労を乗り越えて、この日にピークを持ってこられた精神力はすばらしい。コロナが落ち着いたら盛大にお祝いしたい」とコメントした。
彦根城博物館に登場したひこにゃんも「大橋選手おめでとうございます」と書いたボードと、市職員が手作りした金メダル2個を手に祝福。時折、泳ぐそぶりも見せ、見物客に愛嬌を振りまいていた。
大橋選手の彦根市立東中学校時代の校長で、現在は彦根市スポーツ協会の専務理事を務める木村輝男さんは「とんでもないことをしてくれた。誇りに思う。凱旋した時には協会としても何かしたい」とコメントした。
彦根市はこれまで、彦根市市民栄誉賞を2016年9月30日に桐生祥秀選手(リオ五輪の陸上競技4×100mで銀メダルを獲得)に、2017年9月18日に大橋選手(世界水泳の200m個人メドレーで銀メダルを獲得)に授賞。また市民栄誉賞特別賞を2017年11月15日に当時日本人初となる9秒台を出した桐生選手に授賞している。
今回の大橋選手は金メダル2個という偉業のため、彦根市はこれまでの賞を上回る新たな賞として彦根市市民最高栄誉賞を創設した。授賞式などは未定。