サーモカメラの隣に立つ居川理事長と和田市長(彦根市提供)

彦根市管工設備工事協同組合(事務所=極楽寺町の彦根建設会館内)は、サーモカメラ(非接触式検知器)と発電機を彦根市へ寄贈。8月19日に市役所の特別応接室で贈呈式があった。
彦根市管工設備工事協同組合は1971年9月13日に設立され、今年9月に50周年を迎える。今年8月時点で23事業所が加盟している。今期は居川電機商会代表の居川佳弘氏が理事長、有限会社奥村エンジニアリング代表取締役の奥村幸一氏が副理事長を務める。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、創立50周年記念式典と祝賀会の中止を決定。代替の記念事業として「多大な指導と支援を頂いている」として、彦根市へサーモカメラと発電機を2台ずつ贈った。
サーモカメラは顔などを近づけることで体温を測定し、発熱の有無がわかる非接触式の装置。彦根市は災害発生時や今後のイベント時などに活用する予定。
贈呈式には居川理事長が出席し「50年という節目の年を迎えることができたのも、彦根市様、ご関係者様、歴代役員のお陰であり、厚くお礼申し上げます」「本来であれば、創立50周年記念式典と祝賀会を開催し、皆さまから創立時の苦労話などをお聞きし、100周年に向けた提案を頂きたいと考えておりましたが、コロナまん延の中、式典と祝賀会を中止し、記念事業として彦根市様へ防災備品を寄付させて頂きました」と語った。
和田市長は「たいへん感謝します。コロナが深刻になり、サーモカメラは今まで以上に必要になると考えます。有効かつ大切に使わせて頂きます。災害が発生した時のために非常時の備えとして使わせて頂きます」と礼を述べた。