彦根市議会の議場(市提供)

彦根市議会の9月定例会が6日開会し、2021年度の一般会計補正予算(2億6454万円)など17議案が提案された。補正予算のうち商工関係の内容は以下の通り。

  • テレワークオフィス整備事業=中央町の別館4階に整備されるテレワークオフィスを管理運営する法人に参画するため、出資金について補正(100万円)。
  • キャッシュレス決済ポイント還元事業=市内店舗等へのキャッシュレス決済の普及促進による地域経済の活性化および、会計時の接触機会の低減による感染症の拡大防止を図ることを目的に、QRコード決済事業者(PayPay)と市が連携してポイント還元キャンペーンを実施。これにより、新型コロナウイルス感染症拡大によって大きな影響を受けた市内店舗等の売り上げ回復を図り、本市経済の活性化を図るため補正。全額、国庫支出金をもって補正する(3億5312万円)。
  • 文化芸術振興費補助金関連事業=文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業の交付内定に伴い、関連する事業について新たに補正する(2891万円)。各事業とその費用は以下の通り。
    1. 彦根藩資料調査研究活用事業=115万円
    2. 伝統芸能・伝統芸道体感事業=244万円
    3. 多言語情報提供強化事業=1248万円
    4. キャッシュレス支払システム導入事業=35万円
    5. 彦根城博物館リニューアル事業=220万円
    6. 彦根城博物館展示ケース整備事業=1028万円
  • 彦根市スポーツ・文化交流センター整備事業=解体する予定だったひこね燦ぱれすについて図書館として有効活用を図ることに伴い、スポーツ・文化交流センター整備事業区域の造成工事および外構工事に係る修正設計費用を増額補正(1509万円)。

債務負担行為補正(追加)

  • ひこね燦ぱれす図書館化調査検討業務=ひこね燦ぱれす図書館化調査検討業務を実施するにあたり、2021年度から2箇年度にわたるため、債務負担行為補正を行う(1245万円)。

債務負担行為補正(廃止)

  • ひこね燦ぱれす解体工事=ひこね燦ぱれすを存置し、図書館として有効活用を図るため、解体工事に係る債務負担行為を廃止(1億324万円)。
  • 図書館システム整備業務=ひこね燦ぱれすを存置し、図書館として有効活用を図るため、図書システム整備に係る債務負担行為を廃止(1155万円)。   彦根市議会9月定例会の日程は、質疑ならびに一般質問(代表・個人)が13日から16日まで、委員長報告・質疑・討論・採決と決算の追加議案上程と質疑が29日の予定。