彦根市は今月14日から、小泉町で建設中の「彦根市スポーツ・文化交流センター」のネーミングライツパートナーの申請を受け付ける。
ネーミングライツは「命名権」とも呼ばれる。一般的に企業名、商品名、ブランド名等を用いた愛称を施設に付与する権利とされ、その権利を企業に与えて対価を得ることで自治体の負担を減らし、企業側にとっても宣伝効果やイメージアップが図れるという、両者にとって大きなメリットがある。
彦根市スポーツ・文化交流センターは3階建てのスポーツ棟、2階建てのまちなか交流棟、403台分の駐車場などで、スポーツ棟には1階にメインアリーナのほか、サブアリーナ、ダンス室、トレーニング室、2階に弓道の遠的場や会議室、研修室、3階に弓道の近的場が設けられる。まちなか交流棟には多目的ホールや約1万5000冊の図書・学習ラウンジ、会議室、音響室も入る。
2020年4月1日から今年6月22日の工事期間で、鉄筋コンクリートの一部鉄骨延べ1万3776平方メートルで建設され、今年12月のオープン予定。総工費は87億円以上。
彦根市が希望する彦根市スポーツ・文化交流センターのネーミングライツ料と契約期間は年間500万円で、今年12月1日から2027年3月31日までの4年4カ月。募集要項を市役所4階の彦根市文化スポーツ部新市民体育センター整備推進室の窓口で配布または彦根市のウェブサイトで公開している。
命名条件は、1. 市民に親しまれ、施設の設置目的にふさわしいこと、2. 法令に違反するものや公序良俗に反するものなど彦根市広告掲載要綱第3条第1項各号に掲げる事項に該当しないこと。
応募資格は法人またはその他の団体。申請方法は必要な書類をそろえて、受付場所まで持参か郵送で。申請書類の受付期間は今月14日から3月4日午後5時まで。申請書類の受付場所は彦根市文化スポーツ部新市民体育センター整備推進室 〒522-8501 彦根市元町4番2号。選考方法は選定員会により選定。お問い合わせは、新市民体育センター整備推進室 ☎0749-22-5955。