彦根市、米原市、長浜市で構成する「びわ湖・近江路観光圏活性化協議会」は、圏域とゆかりが深い戦国武将の石田三成を主人公にした大河ドラマの誘致実現のため、プロモーション動画を制作し公開した。
動画は「石田三成公を大河ドラマの主人公に!」。出生地の長浜市石田町、豊臣秀吉と出会ったとされる米原市朝日の大原観音寺、重臣の嶋左近の屋敷地と伝わる彦根市古沢町の清凉寺などで撮影し、専門家や住職らが三成の魅力を発信。大河ドラマ化に向けた熱意を伝える内容になっている。
総合版が約4分、CM版が約15秒。総合版のオープニングでは、長浜市長浜城歴史博物館元館長の太田浩司さんと、滋賀大学経済学部の永田えり子さんが三成の魅力を発信。
ゆかりの地紹介のコーナーでは、長浜市長浜城歴史博物館館長の福井智英さんが石田町について、滋賀県立大学の中井均名誉教授が「佐和山と佐和山城址」について解説。米原市の大原観音寺の林昭一住職、成菩提院の山口智順住職、彦根市の清凉寺の村瀬行寛住職、宗安寺の竹内眞道住職、龍潭寺の北川宗暢住職が各寺を紹介している。
エンディングでは第十八代当主の井伊直岳さんが登場し佐和山城について説明。井伊さんの「狼煙(のろし)をあげろ」のかけ声と、書家の前田鎌利さんが書いた「大一大万大吉」の作品で締めくくっている。
びわ湖・近江路観光圏活性化協議会では今後、城や歴史をテーマにした大規模展示会での放映、NHK要望での活用、ユーチューブなどによる動画サイトでの配信、SNSを利用した「#狼煙をあげろ」ハッシュタグキャンペーンなどの実施、フェイスブックページ「三成会議」などSNS発信、観光施設などでのディスプレイ放映で活用していく。
お問い合わせは、びわ湖・近江路観光圏活性化協議会の動画制作事業担当 ☎0749-65-6521。

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