世界平和を祈願する住職や神職

ウクライナをはじめ、世界で戦争による悲しみが絶えないことから、公益社団法人彦根観光協会の社寺文化財部会は今月21日、四番町スクエア3階ホールで「世界平和 神仏合同祈願」を行い、住職や神職たちが世界平和を祈った。
彦根観光協会の社寺文化財部会はこれまでにも、2020年5月に新型コロナウイルスの早期収束を願って、2021年3月に発生10年目だった東日本大震災の早期復興を祈って「神仏合同祈願」を行ってきた。
3回目となった今回は済福寺(彦根市芹川町)、宗安寺(彦根市本町二丁目)、圓常寺(彦根市城町二丁目)の住職と、多賀大社(多賀町多賀)、北野神社(彦根市馬場一丁目)、滋賀縣護國神社(彦根市尾末町)の神職の計6人が出席した。
神式を主に開催し、神社側として修祓(しゅうばつ)、降神の儀、献饌(けんせん)があり、滋賀縣護國神社の山本大司禰宜(ねぎ)が祝詞奏上を行った。その後、寺側として願文奉読と般若心経を行い、最後に再び神社側として撤饌(てっせん)と昇神の儀で締めくくった。
彦根観光協会の社寺文化財部会長を務める山本禰宜は「戦争の早期終結とウクライナの平和、彦根に避難されている方々が少しでも笑顔の多い日々を送れるよう祈るばかりです」と述べた。