WFPからの書類を手に千成亭風土の上田勝之専務

株式会社千成亭風土(本社=彦根市平田町)はこのほど、自社の通販サイトのレビューに応じて発展途上国の子どもたちの給食を支援する累計数が5000食分を超えたと発表した。
千成亭風土は持続可能な開発目標(SDGs)の達成目標の一つ「貧困をなくそう」の取り組みを積極的に進めており、国連世界食糧計画(WFP)のプロジェクト「RED CUP CAMPAIGN(レッドカップキャンペーン)」にも賛同している。
レッドカップキャンペーンは、WFPの趣旨に賛同した企業の商品を購入すると、その売り上げの一部が寄付され、発展途上国の子どもたちの学校給食費に充てられるという内容。2011年に開始して以降、累計で2000万人以上の子どもを支援している。
また3000円をWFPに寄付するたびに、発展途上国の子どもたちに栄養強化ペースト75食を届けることもできる。
千成亭風土は、自社の通販サイトのレビュー1件につき、栄養強化ペースト1食と換算し、寄付を続けてきた。約3カ月ごとに通販サイトを更新しているが、6月の更新時にレビューが増えたことによって累計で5000食分を突破し、さきごろ5100食分も超えた。
千成亭風土は「飢餓によって一日に4~5万人、年間で1500万人以上が亡くなっており、その7割が子どもたちだという。新型コロナウイルス感染症の流行やウクライナ紛争により、食料不足をさらに拡大させている。さらに寄付食数を増加させるべく、自社通販サイトにおける告知を強化し、これからも世界の子どもたちへ食料を届けていきたい」としている。