作成した滋賀大生や平和堂の関係者ら

近江高校の生徒が考案した彦根地域の課題解決のアイデアを滋賀大生がブラッシュアップしてまとめた「ひこね思い出フォトブック」が完成。彦根市内の平和堂各店で配布されているほか、データ版もダウンロードできる。
株式会社平和堂、キリンビール株式会社(滋賀工場)、株式会社ブリヂストン(彦根工場)の彦根地域に拠点を持つ3社が、高校生を対象に展開しているプロジェクト「彦根の次世代を担う学生たちの街おこしの夢を応援!」の一環。2016年からは地域の資源を活用した企画や地域課題の解決につながる提案を高校生から募集し、選考した案を3社の支援で実現させている。
また昨年5月には3社と滋賀大学が協定を締結し、高校生の企画を滋賀大生が具現化させる取り組みを始めた。
今回は2021年に優秀賞を受賞した3案のうち、近江高校のチームの「インスタ映えまとめマップ」を滋賀大生5人が具現化させて「ひこね思い出フォトブック」作りに乗り出し、思い出に残っている彦根のスポットを公募。応募のあった20件以上から10カ所を選び、今年2月から半年かけて取材や写真撮影をしてきた。
取り上げられた場所は以下の10カ所。

  • 外馬場公園の石の卓球台
  • アル・プラザ彦根
  • 平田町のナマステ・ネパール
  • 市立城西小学校横の路地
  • 夢京橋キャッスルロード
  • 庄堺公園
  • 古沢町の仙琳寺と鉄橋
  • 大洞弁財天長寿院
  • ビバシティ彦根2階の白い壁
  • 金亀公園の並木

「ひこね思い出フォトブック」

ひこね思い出フォトブックを製作した滋賀大生たちは「彦根をあまり知らない状態から始めたが、取材を終えて色んな魅力があると感じた」「彦根は観光地だけれど、このフォトブックを見て身近な所にも素敵な場所があると感じてもらえたら。市民の方にも思い出がよみがえってもらえたらうれしい」とコメントしていた。
ひこね思い出フォトブックはA5判、カラー27ページ。1000部発行。平和堂の市内7店で無料配布しているほか、データ版をウェブサイトからダウンロードできる。

彦根発 笑顔いっぱいプロジェクト