オープニングセレモニーのくす玉割りの様子

彦根市小泉町に「彦根市スポーツ・文化交流センター『プロシードアリーナ HIKОNE』」が10日オープンした。
2020年4月に着工し、小泉町の約3万5000㎡に鉄筋コンクリートの一部鉄骨3階建て延べ1万3776㎡で建設。旧彦根市民体育センターと彦根市弓道場、旧ひこね燦ぱれすを融合させたスポーツと文化の交流施設が誕生した。
スポーツ棟のうち、メインアリーナは固定席1546席と可動席1176席、車いす席30席、ハンドボール2面、バスケットボール3面、バレーボール4面、バドミントン最大15面の規模。
サブアリーナはバスケットボール1面、バレーボール2面、バドミントン4面。弓道場は2階に的まで60m・3人立ち2射場(計6人分)の遠的場、3階に28m・10人立ちの近的場がある。 文化面のまちなか交流棟のうち、1階の多目的ホールには可動席234席と着座席最大410席のほか、ステージ、可動防音壁、音響、照明を完備。隣接するまちなか交流ラウンジは誰もが自由に利用できるコミュニティスペースで、漫画や雑誌、児童書が置かれ、コワーキングスペースも設置されている。
2階にはプロジェクターやスクリーンを有した多目的会議室、水屋や電気炉を設けて茶道や華道などができる16畳2間の和室の教養文化室などを備えた。
災害時には屋外を含め約3000人が一時避難できる「指定緊急避難場所」や、約1100人分の「指定避難所」の防災拠点としても活用していく。

オープンした「プロシードアリーナ HIKONE」の空撮(彦根市提供)

運営する指定管理者は、美津濃株式会社、ミズノスポーツサービス株式会社などの彦根にぎわい創出パートナーズ。ネーミングライツパートナーは株式会社PRO・SEED(原町)。 駐車場や植栽など外構工事を今年度中に終え、一部の駐車場の整備が新年度以降も行われる。