ひこね地域おこし協力隊に就任した原田さんと市長

彦根市への移住者の増加を目的にした移住コンシェルジュの業務を担う「ひこね地域おこし協力隊」の隊員に、大阪府枚方市出身の原田佳美さんが任命された。3人目の移住コンシェルジュで、1月4日に彦根市役所で委嘱式が開かれた。
原田さんは大学卒業後、大阪のゴルフ場の勤務やカナダへの留学などを経て、2019年10月から北海道野付郡別海町の地域おこし協力隊員を務めてきた。新型コロナウイルス感染症が拡大する期間での活動だったが、移住コンシェルジュとしてSNSを活用しながら移住促進に努めてきた。
3年間の任期満了に伴って出身地の大阪近郊で就職先を探していたところ、「ひこね地域おこし協力隊」に応募して選任された。
委嘱式では和田裕行市長から委嘱状が渡された。彦根の印象について、原田さんは「第一印象は都会というイメージ。大阪まで近く、買い物も便利で住みよい街だと思った」と説明した。10年ほど前に家族と一緒に彦根を訪れ、彦根城などを見学してひこにゃんにも会った思い出話も明かした。
彦根市での主な業務は以下の通り。

  • 移住に関する情報発信
  • 移住希望者への相談対応
  • 市内の案内
  • ハローワーク、空き家バンク、子育て支援団体などと関係機関との連絡調整
  • 移住交流ツアーの企画

原田さんは6人目のひこね地域おこし協力隊員で、移住コンシェルジュとしては3人目。任期は本年1月1日から3月31日までだが、年度ごとに最大3年間まで延長できる。2020年1月から務めてきた前任の小林由季さんの任期は今月19日まで。