彦根市消防本部の建物

彦根市消防本部は2022年の火災・救助・救急の統計を発表。火災件数は40件で前年と比べて2件増、救助の出場件数は47件で前年比6件の減、救急の出場件数は6537件で前年の5654件から大幅に増加した。

火災

火災の種別ごとの内訳は「建物火災」が全体の60%を占める24件で、雑草やごみなど「その他」が12件、「車両」が4件と続いた。出火原因は「こんろ」と「放火・放火の疑い」がいずれも7件で、「たき火」が5件となっている。火災による死者は3人、負傷者は8人。

救助

救助の出場件数のうち、事故種別で見ると、「交通事故」が全体の約49%を占める23件で、山岳など「他の事故」が10件、「水難事故」が6件、「機械による事故」が3件、「火災」・「建物等による事故」が各2件、「ガス及び酸欠事故」が1件となっている。救助隊が実際に活動したのは27件で、救助した人数は29人だった。死者は6人で、その内訳は建物火災と水難事故が2人ずつ、ガスおよび酸欠事故が1人、他の事故が1人だった。

救急

救急の出場件数は前年の2021年が5654件だったが、昨年は大幅に増加して6000件台になった。一日に救急車が何件出動したかを概算すると、2021年は約15件の出動件数だったが、昨年は約18件と増加した。救急車での搬送人員は前年の5045人から5810人に増え、事故種別に見ると「急病」が全体の約71%を占める4151件で、以下は「一般負傷」が870件、「交通事故」が393件と続いた。