調理室で料理を作る生徒たち

彦根市芹川町の彦根総合高校は先月23日、フードクリエイト科の3年生達が保護者に料理を振る舞う「高校生レストラン」を開催。生徒たちは接客から調理、配膳までを行い、保護者をもてなした。
3年生の教育成果の場として企画し、生徒の親や兄弟、祖父母ら約40人が校内のホールさくらに来校して円卓に着席。
生徒たちは、フードクリエイト科科長の笹井昭彦教諭の指導を受けながら、ホールさくらの奥にある調理室で「ペンネの海の幸のトマトソース和え」と、「ローストポークのマスタード風味のソース」を作った。
その後、自身の家族に提供し、家族たちも「おいしい」「お店の味だ」などと言いながら食事を楽しんでいた。母親の一人は「塩加減がちょうど良くて、素材を生かした味付けで本当においしかった。将来は一流の料理人になってほしい」と笑顔を見せていた。
母親たちに料理を提供した生徒の一人は「母親に『おいしい』と言ってもらえてとてもうれしかった。これからも料理の腕を上げていきたい」と話していた。
彦根総合高校は今後、校外の一般客向けに「高校生レストラン」を開放する計画を進めているという。